家族とおうちで過ごすお正月
「不要不急の外出はできるだけ慎しむべきだ」と言われているウィズコロナの時代。
新型コロナのワクチン開発は世界中で急ピッチで取り組まれていますが、社会が元に戻るまでには数年はかかるだろうという見方もあります。
このような時代のお正月の過ごし方を考えていきましょう。
これまでのお正月の過ごし方
日本人にとって、お正月は一年のうちでも最も重要視される季節のイベントです。
海外では基本的に1月1日が新年の祝日にあたりますが、2日以降は普通の日になっています。それに比べて、日本では元旦から3日までを「三が日」と呼んで祝っており、このような特別な期間を設けているのは、世界の中でも日本だけのようです。
その過ごし方は多種多様ですが、今年は世界中が新型コロナの騒ぎに見舞われています。
来年は恐らく、「初詣に行く」「親族が集合する」「映画・観劇・コンサート・イベント・レジャー施設などに行く」「友達と集まる」など人が密集したり、「外食をする」「初売りに行く」「帰省する」「国内旅行」「海外旅行」など不要不急の外出スタイルは減少するのではないでしょうか。
ウィズコロナ時代のお正月の過ごし方
安らぎに満ちたお正月を過ごすには、コロナ感染のリスクを考えて3密を避けることが一番です。「家族とおうちで過ごすお正月」というスタイルが従来以上に理想的だと言えます。
とは言え、こたつに入ってみかんを食べながら、家族でテレビの正月特番を楽しむというスタイルだけでは飽きてしまいます。
そこで、三つほどお勧めの過ごし方をご提案します。
(1)写真のアルバムをあらためて家族の皆さんで楽しむ
現代、写真はスマホやクラウド環境の中にデータとして存在しており、それらは家族でシェアできるので、いちいち印刷をしないというご家庭もあるでしょう。しかし、誕生、入学、卒業、旅行など大きなイベントの時は、やはり最高のショットを印刷してアルバムに収めているというご家庭も未だに多いのでは?
そういうご家庭でも、写真をアルバムに収納したものの、それらを頻繁に開いて見ることはあまりないでしょう。
そこで、家族がそろいやすいこのお正月こそ、古いアルバムを引っ張り出してきて、一家の皆さんでアルバムを眺めながらおしゃべりを楽しむのはいかがでしょうか。
様々な思い出話が飛び交って、楽しいお正月になりますよ。
(2)家庭用カラオケを楽しむ
家庭でカラオケを楽しむには大きく分けて二つの方法があります。
一つは「マイクカラオケ」
マイクの中にカラオケ曲が収納されており、マイク一本でカラオケが楽しめます。歌うたびに使用料や通信費はかかりません。ただし、内臓楽曲数には約300~1000曲程度と限りがあります。
しかし、購入後に楽曲を追加することが出来るタイプがあります。追加できる楽曲数は約1万~2万曲ほど。購入の際は、この点をチェックしてください。
もう一つは「ネットカラオケ」
これはネットカラオケの通信サービス会社との契約によって、家庭でカラオケを楽しめるサービスです。手軽なところではスマホやタブレットで楽しめるアプリのサービスがあります。無料アプリで試してから有料版にするかどうかを検討すると良いでしょう。
他には、パソコンやゲーム機、ネット接続テレビの通信機能を利用して楽しむサービスがあります。このサービスはカラオケボックスに楽曲を提供している事業者の家庭向けネット配信サービスがありますので、非常に本格的です。
(3)昔のゲームでレトロな団欒を楽しむ
子供が小さいならすごろく、福笑いなど。家族でわいわい言いながら楽しみたいならトランプやウノ、人生ゲームなどいかがでしょう。
サッカー盤や野球盤(いずれも4千円~7千円程度)などは、近年のコンピューターゲームとは違った面白さもあり、家族で盛り上がりがることが期待できます。
新型コロナに対する有効なワクチンが全く普及しいていない中で迎える、このお正月。引き続き不特定多数との密集や密接を避け、その分、家族との心の触れ合いを楽しみましょう。