お正月の花|新年を晴れやかに迎える花の種類やスタイルをご紹介
お正月に花を飾ると、明るく晴れやかな新年を迎えることができます。お正月に花を飾るのは古くから日本の伝統とされていますが、そもそもなぜ松や菊などの花を飾るのでしょうか。今回はお正月に飾る縁起の良い花の種類や人気のスタイルをご紹介いたします。美しく瑞々しい花をお正月に飾ることは、とても重要な意味があるのです。
お正月に飾る花にはどんな種類があるの?
明るい新年を迎えるためにも、お正月に花を飾りましょう。お正月に飾る花は、さまざまな種類がありますがどれも縁起が良いとされている花ばかりです。日本の伝統を大切にするためにも、お正月に飾りたい花の種類とお正月に飾られる理由についてご紹介いたします。綺麗な花を飾って、穏やかなお正月を過ごしましょう。
松
常緑樹であり1年中美しい緑色の葉が楽しめる松は、古くから「不老長寿」の象徴とされてきました。寿命も非常に長く、松の中には千年以上生きているものもあるため、古くから日本で縁起の良い植物とされてきたのです。松の花言葉は、「不老長寿」「永遠の若さ」。魔除けの効果もあるとされ、子孫繁栄の願いを込められます。
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竹
青々とした姿が美しく、成長スピードが著しく早いのが竹です。竹は土中で根が繋がっているため、強い台風や地震が来たとしてもまっすぐ上に向かって伸びています。その姿から、素直で誠実な心と生命力の象徴とされてきました。竹の花言葉は、「節度」「節操のある」。立派な竹と松で作られた門松を見ると、良いお正月を迎えられそうと感じるでしょう。
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梅
梅は、桜よりもずっと早く花を咲かせることから、「出世」「開運」の象徴です。早春の訪れを知らせる花でもある梅全体の花言葉は、「上品」「忠実」「高潔」。梅はまだ雪が溶け切らない寒い時期に蕾を膨らませ満開になることから、古くから縁起の良い花とされてきました。
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菊(マム)
ピンポンマムや小菊などの可愛らしい品種はもちろん、大輪の花も艶やかな菊はお正月に欠かせない花です。古くから魔を祓うとされ、縁起の良い花とされてきました。中国では不老不死の薬とされ、日本でも若返りや長寿の花と考えられてます。菊の花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」。花束はもちろんアレンジメントにも人気の花で、枯れにくく散る時も花弁がバラバラになりにくい花でもあります。
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胡蝶蘭
胡蝶蘭の花は、ボリュームがあり見栄えがするためお正月の花としても高い人気があります。枝に連なるようにして花を咲かせる姿が、蝶々にも似ていますよね。花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」。縁起が良いため、お正月を始め結婚式などの祝い事には欠かせない花です。繊細そうに見える胡蝶蘭ですが、意外なことに水やりをこまめにしなくても美しい花を長く楽しめます。
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福寿草
福寿草の花が咲くのは2月頃ですが、正月が近づくと鉢植えとして出回り始めます。鮮やかな黄色の花と凛とした佇まいが美しく、「福」と「寿」を冠した名前がお正月にもぴったりです。福寿草の花言葉は、「幸せを招く」「永久の幸福」。古くから日本の冬を彩ってきた花であり、雪とのコントラストも見事な花です。
水仙
寒さに強い水仙は、鉢植えギフトとしても人気のある縁起の良い花です。花言葉は、「自己愛」「神秘」。中国から伝わって来た花で、ラッパのような愛らしい見た目から「春を告げる花」とされてきました。自生するものもあるほど丈夫なため、初心者でも育てやすい花です。
葉ボタン
「百花の王」とも呼ばれ縁起物でもあるボタンにそっくりな姿をしているのが、葉ボタンです。彩りが少なくなる冬でも鮮やかな姿が楽しめます。ボタンの花のように何重にも葉が折り重なっている姿は可愛らしく、アレンジメントにも人気です。葉ボタンの花言葉は、「祝福」「愛を包む」。淡いクリーム色と紫の花色がお正月を鮮やかに彩ってくれるでしょう。
南天
「難転」と同じ読みであることから、お正月に欠かせないのが南天です。赤い実が可愛らしい南天は、松や梅、菊などに添えるアクセントとして映える植物です。今でこそ買うのが一般的になりましたが、古くから庭に植えられた植物で今でも民家の庭に植えられた姿を見ることがあります。花言葉は、「福をなす」。お正月を明るく迎えるために欠かせない植物です。
ウメモドキ
偽の梅なの?と聞きたくなるウメモドキも、お正月の花として愛されている植物です。花言葉は、「知恵」「明朗」。梅に似ているため「ウメモドキ」の名前が付けられましたが、ウメモドキは梅の仲間ではありません。冬になると、赤い実をたくさん結ぶ姿を楽しむことができます。赤は、昔から縁起が良いとされてきた色です。明るく迎えるためにお正月にはぴったりな植物と言えます。
お正月に飾る花のスタイル
新年の朝に凛と咲く花を見れば、「今年も良い年になりそう」と晴れやかな気持ちになりますよね。お正月に飾る花のスタイルも、花束やアレンジメントなどさまざまです。飾り方や雰囲気に合わせてスタイルを選ぶことで、思い描いたお正月を過ごすことができます。人気のお正月に飾るお花のスタイルをご紹介いたします。
アレンジメント
美しい花を存分に楽しめるアレンジメントもお正月に飾る花のスタイルの中で人気があります。サイズやデザインもさまざまであるため、モダンなデザインから本格的なお正月デザインまで楽しめます。アレンジメントは、飾る手間が少ないのが特徴です。届いてすぐに飾ることができるので、リビングやお手洗いを手軽に上品にすることができるでしょう。干支のアレンジメントや鏡餅、門松をイメージしたアレンジメントも人気があります。 お正月 アレンジメント・花束のギフトをこちら
花束
新年を迎えるにあたって、ぜひ飾りたいのが花束です。包装を解いてお気に入りの花瓶に飾る楽しみがあります。最近ではそのままの状態で飾れる花束もあるので、花瓶がないけど花束を楽しみたいという方にもおすすめです。花束に使われる花は縁起物である菊や南天、松はもちろん、ユリなどが使われたものも人気があります。
鉢植え
お正月の花の中でも、胡蝶蘭や梅、水仙の鉢植えがギフトとして人気があります。鉢植えは、きちんと手入れをすれば毎年見事な花を咲かせてくれます。まだまだ寒いとはいえ、徐々に蕾が膨らんでいく様子は見ていてワクワクするはずです。新しい年とこれから訪れる春を迎えるためにも、縁起の良い花を飾りましょう。 お正月 鉢植えのギフトをこちら
プリザードフラワー
お世話をしなくても半年以上萎れることがないため、長く美しい花を楽しめます。アレンジメントや生花と違い、コンパクトなサイズのものも多いのでお部屋が広くなくてもお正月の雰囲気を楽しむことができるのも魅力の一つです。ブリザードフラワーは、門松やモダンなしめ縄飾りをイメージしたデザインのものも多くあります。お洒落なお正月を過ごしたいという方にぴったりなスタイルです。 お正月 プリザーブドフラワーのギフトをこちら
お正月の花はいつから飾る?
お正月飾りの準備と同時に用意をしたいお正月の花。しかしお正月飾りとは違い生花は萎れてしまうため、いつ頃飾るべきだろうと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。お正月に元気な姿を楽しむためにも、正月の花を飾る時期や飾る意味を解説いたします。
飾る時期
お正月の花は、正月を迎えた朝に元気な姿で生けられていなければなりません。生花は次第に萎れていくため、早すぎる時期に飾るとお正月の朝まで元気な姿を保てない恐れがあります。しかしお正月の前日である大晦日に飾る行為は「一夜飾り」と呼ばれ、あまり好ましくないとされています。
一般的にお正月の花を飾るのは、12月28日か12月30日です。12月29日は、9が苦に通じ「二重苦」を連想させると言われているので正月飾りはもちろんお正月の花も飾るのは避けるべきとされています。生花を買う場合は、28日以降が望ましいです。
意味
正月に飾る花は年神様に気付いてもらうための正月飾りとは違い、年神様を歓迎するためのものです。鮮やかで美しい花を飾ることで、年神様に喜んでもらうことを目的としています。また新年から家に来てくださったお客様にも喜んでもらう意味もあります。気持ちの良い新年を迎えるためにも、ぜひ縁起の良い花を飾りましょう。
飾る場所
正月の花を飾る場所は、厳密に定められているわけではありません。一般的に家族が過ごすことの多いリビングや家の顔でもある玄関、神様の居場所である床の間などに飾られることが多いようです。特に玄関に綺麗なお正月の花が飾られていると、お客様の目にも止まりやすくなります。コンパクトなアレンジメントをお手洗いなどに飾るのも、細やかな気配りや歓迎の意を伝えることにもつながります。
処分方法
年神様をお迎えするためのお正月飾りは、どんど焼きで焼いてもらったり神社に奉納したりするのが一般的です。お正月飾りと違い、お正月の花はどんど焼きに持って行く必要はありません。花瓶に生けた生花は、松の内を待たずに萎れてしまうことも珍しくありません。 萎れた花をいつまでも飾っておくのは年神様や来客の方に失礼になるため、なるべく早く片付けるようにしましょう。処分する時は、短くカットして白い紙や新聞紙などで包んでからゴミに出すのがおすすめです。
ギフトで贈るお正月の花
滅多に会えない方、日頃お世話になっている方に贈りたい花のギフト。美しい花を贈られて喜ばない人はいません。「昨年は大変お世話になりました」の想いを込めてお正月の花を贈りましょう。おすすめの花やいつ頃贈るべきかについてご紹介いたします。
おすすめの花
お正月に贈るおすすめの花は、やはり松や竹、梅、胡蝶蘭などの縁起が良いとされる植物です。贈る相手の好きな花が分かるのであれば、その花も組み合わせたアレンジメントやブリザードフラワーを贈っても喜ばれるでしょう。
贈る相手によっても価格帯は変わってくると思いますが、あまりにも立派で高いものを贈ると相手も恐縮してしまいます。印象を悪くしては意味がないので、相手が喜んでくれる花を第一に選ぶことがおすすめです。
選び方のポイント
お正月の花は、アレンジメントやブリザードフラワー、鉢植えなどさまざまなスタイルがありますが、贈る人が喜んでもらえる物を選ぶのがポイントです。アレンジメントやブリザードフラワーならデザインはもちろん、サイズも様々なので飾る場所にも配慮したギフトになるでしょう。花とお菓子のセットなら、たくさんの人に楽しんでもらえます。普段から植物を育てている方に贈るなら、鉢植えがおすすめです。
届ける時期
お正月に贈る花の中でも人気のデザインのものは、なるべく早く予約しましょう。イイハナ・ドットコムのお正月ギフトは12月26日から12月31日、元旦をお届け期間としているので、年末はもちろん年が明けた当日にも華やかな花を贈ることができます。艶やかに咲き誇る花が届けば、きっと忙しさも忘れる程喜んでもらえるはずです。大晦日に花が届くように手配したものの一夜飾りになるのが気になるという方は、事前にその旨を先方に連絡しておくと安心できるでしょう。
最後に
お正月に飾られる伝統的な花は、縁起の良いものばかりです。お正月に飾る花は、家を訪ね、福を授けてくださる年神様を歓迎するためのものでもあります。お客様を歓迎する意味もあるので、素敵なスタイルの花を選んでくださいね。お正月の花はギフトにもぴったりなので、喜んでもらえるデザインを選ぶ時間も楽しむことができます。縁起の良い花を飾って、みんなが笑顔になれるお正月を迎えましょう。