花贈りの秘訣

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2023年7月7日 更新
花屋さんが教えてくれた上手な花贈りの秘訣
花贈りのコツは花贈りのプロに聞くのが一番!花屋さんと普段から親しくしておいて、なんでも相談できる良い関係を築いておくのも、重要なことです。
人付き合いが上手な人は、きっと花贈りも上手に違いありません。

花店で上手にオーダーするコツは?

花店で上手にオーダーするコツは?
  • ●花贈りの目的、予算、飾る場所、持ち運び方などを伝える。
  • ●相手の状況とイメージ(性別、年齢、好み、雰囲気など)を伝える。
  • ●相手の好きな花、嫌いな花があれば伝える。(好きな花ならタブーも問題ない場合も)
  • ●花器の持ち込みは事前に連絡を。
  • ●仕入れの都合もあるので、オーダーはなるべく早めに。
  • ●店頭演出などを参考に、相手のセンスに合った花店を選ぶ。
  • ●イメージを伝えるときは、食い違いを防ぐため色合いで話をする。
  • ●手の込んだアレンジを求めるなら、繁忙期を避ける。

花の鮮度を見極めるには?

花びらよりも葉に注目を。葉がピンとしているか、変色がないか。シミや縮れがあれば病気の可能性も。
素人が見極めるのは難しいので、信頼できる花店と普段からお付き合いしておくとよさそう。

低予算でもさびしく見えないアレンジのコツ

「大きめの印象的なグリーン一枚を中心にデザインするとボリュームがでてスタイリッシュ。」
「ラッピングで豪華にしようとすると逆にチープになることも。和紙でお気に入りの花一本を引き立てるようにラッピング。和風ならさりげなく上品です。」

信頼できる花店を見極めるポイント

下にいくつかチェックポイントを挙げましたが、自分用に花を購入し、自分で確かめるのが一番かも。

  • 【1】店内やキーパーがきれいに掃除されている。
  • 【2】花がガラス花器に入っていて、器の水が汚れていない。
  • 【3】頻繁に水替えをしている。
  • 【4】市場が開く月水金には常に新しい花を入荷している。
  • 【5】水落の原因となる不要な下葉を取り除いている。
  • 【6】咲かないつぼみを目立たないよう処理している。
  • 【7】接客が親切で的確なアドバイスができる。

自宅の花を贈るときの水あげの仕方

自宅の庭に咲いた花を摘んでアレンジするときは、草花といえども水あげをしておくとモチが違います。贈る前に自宅に飾って観察し、ベストな方法を自分で確かめてみては?

【草花は湯あげを】
切り立ての花を新聞紙でくるみ、60度以上のお湯に切り口をひと呼吸つけ、1時間以上深水につける。

【枝ものは皮を削って】
アジサイなどは10cmほど先を鉛筆を削る要領で川を削ります。茎の中に綿状のものがあれば掻き出して。

自宅の花を贈るときの水あげの仕方

お客様が望むのなら、どんな花でもうまく対処するのが花店の仕事。ただ気を付けている花があるとすればこんなところかな・・・と教えてくれました。

【切り花】

  • ●ガーベラ・・・深い水でもアレンジすると茎が腐りやすく傷みやすい
  • ●ユリ・・・香りが強いので相手の好みによりけり。シチュエーションを選ぶ花。見た目には美しいクロユリですが、花が開くとすえたような香りが・・・。飾る場所や贈る相手を選びます。
  • ●アルストロメリア・・・持ち運びの際に傷がつきやすい。
  • ●クリスマスローズ・・・水が下がりやすく扱いが大変。花色が渋いので、好きな人ならいいが、知らない人には地味と言われることも。

【鉢物】

  • ●プリムラ・オブコニカ・・・肌の弱い人はかぶれやすい
  • ●カラー・・・茎が太いので、もらった人は口の広い花器がないと困る。アレンジするにも吸水性スポンジに挿しづらい。
  • ●ブルースター・・・白い汁がでる。普段、花を触らない人にはオススメしない。
  • ●白のリューココリネ・・・茎を切るとニンニク臭がするので注意。紫系はそれほどでもない。
  • ●チューリップ・・・花向きが変わるのが難点。
  • ●オミナエシ・・・少量なら良くても量が多いとニオイが強烈。そのほかはマトリカリアなどキク科はとくに注意。

【番外編】

  • ●バラの「ブラックティー」のアレンジを注文されて贈ったら、贈り先から“赤いバラがくすんでいる”とクレームの電話。返却された花を見たら、どこも悪くない。贈り先がそれを理解できない感性の持ち主だと特殊な花は難しいと学びました。
  • ●フランネルフラワーのナチュラルな花束を贈ったら、贈り先に“枯れているみたい”と言われショック。個性の強い花は贈る相手を選びます。