チューリップの育て方

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上手に育てる3つのポイントを紹介。ポイントを押さえて見事な花を咲かせましょう!

チューリップ特集

Point1 屋外に置く

Point1 屋外に置く

球根を植えたら、すぐに屋外の一番日が当たる場所に置きましょう!
チューリップは冬の寒さに当たらないと花芽がつくられません。では何時まで寒さに当てなければならないのか?それは、2月中旬までです!球根を植えた鉢を室内の暖かい場所に置いたり、寒さに当てる期間が短かったりすると、成長が途中で止まってしまったり、花が咲きません。

では、何度くらいの寒さが良いのか?それは5度前後です!
0度を下回ってしまうと球根の水分が凍ってしまうし、10度以上では花芽がつくられません。球根を植え付けたら、「屋外の一番日が当たる5度前後の場所」に置くと花が咲きやすいです。

2月中旬が過ぎて茎の中心に小さな花芽ができたら、室内に移動する事もできます。ただし、極端な気温差があったり、空気が乾燥している場所はNGです。植物がビックリして調子が悪くなってしまいます!
初心者の方の中には、場所を移動したことで枯らしてしまう人もいるので、花芽が膨らんで色づくまでは、そのままの場所で育ててやる方が良いでしょう。

Point2 水やりと肥料のやりすぎに注意

チューリップは、育ち始めは球根の中に溜めた水分とエネルギーを使って大きくなります。だから、水や肥料をたくさんやりすぎてしまうと、球根が腐って枯れてしまいます!
植え付けてすぐは気になって、毎日水やりしてしまったり、過剰に肥料をやってしまいたくなりますが、育て始めが肝心だ!と心を鬼にして、水や肥料は控えめにしましょう。

では、水と肥料はどのタイミングでどれくらいやれば良いのか。
それは、水やりは"土の表面が乾いてきたらたっぷり"と、肥料は"土から芽が出たら液体肥料"をやりましょう。

水やりで気を付けなければならないのが、土を乾かし過ぎない事!土を乾かし過ぎてしまうと、花が咲かなかったり、茎が短くなってしまいます。
肥料やりで気をつけなければならないのが、土に挿す簡易タイプは避ける事!土に挿して滲み出る液体肥料だと、濃度の高い肥料成分が球根に触れて、腐ってしまうことがあります。土に挿すタイプを使う場合でも、一度コップなどに移し、一般的な草花よりも水で薄めて、鉢の下から流れ出るようにやりましょう。

Point3 花が8割咲いたら摘み取る

咲き終わりはどうしたら良いの?来年花を咲かせるためにはどのようにしたら良いの?
その答えは"花が8分咲いたら摘み取る"です。なぜ8割以上咲かせてはダメなのか。その答えは無駄な栄養を使わせてしまうからです!無駄な栄養を使わせてしまうと、来年は花が咲かないし、アブラムシなどの害虫が発生しやすくなってしまいます。

せっかく花が咲いたのに8分咲きで切り取ってしまうのはかわいそう…。満開まで咲かせたい…。などと、摘み取るのをためらってしまう人も多いと思います。でも摘み取った花を花瓶やグラスに活けてお部屋に飾れば、室内でも花が楽しめるし、お部屋が華やかな春色になります。

では、"8分咲"きってどのタイミングでしょう。それは、花色が薄れてきたタイミングです!
花色が薄くなってきたら茎の長さの半分程度の位置で摘み取ります。ハサミを使うと切り口から悪い菌が侵入してしまう可能性があるので、手でポキッと摘み取るのがBestです。

6月中旬頃に葉の色が黄色くなりだしたら、土から掘り上げて、夏の間は日影で十分に乾燥させましょう。12月頃、気温が10度を下回り、再び土に植えれば、翌年には花が楽しめます。

正しい環境でチューリップを育てて、毎年見事な花を咲かせましょう!

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