梅の育て方

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梅の育て方
梅の花が咲かないお悩みを解消。毎年花を咲かせるためのコツをお教えします!

桜桃梅特集

剪定のタイミングでたくさんの花が咲く

剪定のタイミングでたくさんの花が咲く

早春の訪れを感じさせてくれる花木として人気がある梅。
買った時にはびっしりと花芽がついていて、見事な花が咲いたのに、翌年以降全く花が咲かない…。花は咲いたのに、花数が少なくて見栄えがしない…。など、何が原因か調べてみたけど、結局わからなかった人も多いのでは。梅の木を毎年ビックリするくらい、たくさん花を咲かせるコツは、ズバリ剪定です!

昔から「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言われていて、何時切っても花が咲くと思われますが、切る時期によっては全く花が咲きません。
では剪定を何時したら良いのか。それは、花が咲き終わったらすぐです!

梅の花芽は7~8月上旬につくられて翌年に花が咲きます。梅は桜と比べると枝数が多く、花が咲き終わると葉がモリモリになります。葉がモリモリ茂った状態をそのままにしてしまうと、枝に光が射さないので花芽がつくられません。また、風通しが悪くなってしまうので、病気や害虫が発生して木が弱ってしまうこともあります。

さらには、7月以降に剪定してしまうと、せっかく花芽がついた枝を切り落としてしまうので、翌年全く花が咲きません。花が咲き終わる頃になると、葉が出始めるので、葉の頭が見えたら剪定のタイミングです!

切る位置によって見事になる

では、切る位置はどこが良いか?それは、全ての枝を「三分の一」残して切りましょう。
そんなに枝を短くしてしまって大丈夫!?と思われますが、枝の先端を摘まむ程度の剪定しかしないと、花がまばらになってしまいます。購入したときのように、見事な花を咲かせるためには、思い切って短く切る必要があります!

園芸初心者の方や、初めて梅を育てる人にとっては、剪定することに抵抗があると思います。でも、翌年たくさんの花を咲かせるためだ!と心を鬼にして、思い切って剪定してみましょう!

それと、剪定したあとにグングンと勢い良く伸びてくる枝は、徒長枝(とちょうし)と言って花が咲きません。
この枝は花が咲かないだけでなく、他の枝の花付きも悪くしてしまうので、見つけ次第、付け根から切り取りましょう!

全ての花芽を咲かせてはダメ

12月頃、全ての葉が落ちたら枝を見てみましょう!
枝にはたくさんの膨らみ(蕾)ができているはずです。ここまでくれば間違いなく見事な花が咲くでしょう!

ただし、ここからが重要なポイント!全ての花芽を咲かせてしまうと、翌年の花付きが悪くなってしまいます。翌年もたくさん花を咲かせるために、枝を間引きましょう。

では、どのように間引きしたら良いか?それは簡単です!枝の角度が45度くらい上に広がっているものを、枝が重ならない程度に残してやるだけです。
下を向いている枝、横を向いている枝、くねって伸びている枝など…。そのような枝を付け根から切り取るだけで、翌年も花付きが良くなります。

肥料やりも重要です

肥料は剪定と同じくらいたくさんの花を咲かせるためには重要です。肥料は剪定と同じタイミングでやりましょう!具体的には、「花が咲き終わったあと」と、「12月頃に落葉したら」やります。

花が咲き終わった後は体力をたくさん使っているので、木はヘロヘロです。体力を回復させてやるには肥料が必要です。
梅は2~3月に花が咲くので4月に肥料をやりましょう。また、冬にやる肥料が大切で、これをやらないと花の色が薄れてしまうことがあります。12月にも肥料をやりましょう。

剪定と肥料やりのコツを掴んで、毎年春には見事に咲き誇った梅の花を楽しんでくださいね!

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