さて冒頭でも説明しましたが、赤パンツの健康効果は？東洋医学ではへその下にある『丹田（たんでん）』というツボが体内の「気」の発信地であると言われています。病は冷えから。
お年寄りは若い頃に比べて代謝が低下し、血流・血行が悪くなったお年寄りはより冷えによる体調悪化を起こしやすく、特にお腹や腰の冷えは大きな病気につながりやすいためお腹や腰回りを温めるのが重要とされています。
「赤パンツ健康法」とは、この丹田を赤い色の布で覆うことで体をあたため、自然治癒力をあげようというものです。

なぜ赤パンツなのか？それは赤色の心理効果によるものと言われています。赤は人の血の色、見るものに情熱や興奮を抱かせる効果があると言われます。それによって気持ちが前向きになる。
アドレナリンの分泌が盛んになって血行がよくなる。
心理的体感温度があがり、暖かく感じる。
交感神経を刺激し食欲を増進させ、自律神経を活発にし、自己治癒力を高める。
男性らしい、また女性らしい性的魅力がアップする。
．．．このように赤パンツは歳を重ねることでなくなってくる機能にとっていいことずくめ。いつまでも若く健康でいたい人は赤パンツを身につけるべき、と言っても良さそうですね。

もうひとつ、赤パンツではありませんが、日本古来の言い伝えで、申年（さるどし）に贈られた肌着を身に着けると病が去る（サル）、長患いしない、下の世話にならない というものが。
しかも、身内（子供）から贈られる肌着や下着がさらに良いとされています。
敬老の日に赤パンツを贈るブームはこれらが融合したもの。
赤い色は、気分を高揚させる目を引く色．．．なだけに着用するのに抵抗もあるのですが、赤パンツなど見えない所なら抵抗無く身につけられるのではないでしょうか。ぜひ敬老の日は赤パンツを贈りましょう。
今度の敬老の日からいいこといっぱいの赤パンツを身につけて、心身ともにハツラツ、健康で充実した日々を送ってもらいましょう。